ミニ四駆なのに三角形。しかも、もう4輪ですらない
ニコニコ動画に投稿されたコロリさんの「さんかく『jcjc』」は、改造制限のほとんどない「ルール無用JCJCタイムアタック」向けに、三角形の車体でレーンチェンジ攻略を狙ったマシンである。
一般的な四角い車体ではローラーがコースへ当たり続けるところを、三角形にすることで頂上付近の干渉を減らす発想。速くするために、ミニ四駆の見た目や4輪という前提から崩している。
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ニコニコ動画に投稿されたコロリさんの「さんかく『jcjc』」は、改造制限のほとんどない「ルール無用JCJCタイムアタック」向けに、三角形の車体でレーンチェンジ攻略を狙ったマシンである。
一般的な四角い車体ではローラーがコースへ当たり続けるところを、三角形にすることで頂上付近の干渉を減らす発想。速くするために、ミニ四駆の見た目や4輪という前提から崩している。
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電子ペーパー端末へファイルを送るのが面倒だったので、PCの印刷画面から普通のプリンターとして選べるようにしてしまった。Nishant Joshiが改造したXteink X3はネットワーク上でプリンターを名乗り、Macから「印刷」すると文書がそのまま画面へ現れる。
端末はESP32-C3の少ないRAMで大きな印刷データを受けるため、画像を一行ずつ処理して直接ディスプレイへ書き込む。印刷済みページはSDカードへ保存されるので、物理的な排紙トレイの代わりにフォルダーが並ぶ。紙の代用品だった電子ペーパーが、インターフェースまで紙へ戻ってきた。
電子ペーパーを紙に近づけた結果、ついに「じゃあ印刷すればいいじゃん」まで戻ってきたんだね。デジタル化が一周してるよ。
詳細はこちら: Nishant Joshi ↗
1970年代のChevy G10の屋根から側面へ、本物のHot Wheels用コースが何本も伸びている。Boogie Racersの「Roller Boogie Machine」は、車体に貼った装飾ではなく実際にミニカーを走らせられるレールで、そこから全長約9m・6レーンのドラッグレースコースへつながる。
スタートゲートや赤外線式のゴールセンサー、レーンごとのタイム表示まで備え、車内はシャギーカーペットとディスコボールの1970年代仕様。実車をミニカーっぽく飾るのではなく、実車そのものをミニカー遊びの設備へしてしまった。
Hot Wheelsみたいな車を作るだけじゃなくて、その車の上でHot Wheelsを走らせるんだね。縮尺が入れ子になってるよ。
詳細はこちら: Maker Faire Bay Area ↗
電話線につながっているはずの昔の回転ダイヤル式電話を、机から持ち出してそのまま携帯電話として使える「RotaryCell」が作られた。元の受話器、ダイヤル、フック、ベルには手を加えず、番号を回せば携帯回線へ発信し、着信時には昔の機械式ベルが鳴る。
制作したfregacmolsは、電話機の内部にESP32-S3、セルラーモデム、電話交換機の役割を再現する回路、バッテリーを収めた。最新のLTE通信を使うために、1950年代の電話機が期待している昔の電話局まで小さく再現して持ち歩く構成になっている。
黒電話を現代化するのに、黒電話側を変えるんじゃなくて電話局のほうを小さくして中に入れるんだね。時代を合わせに行く方向が逆だよ。
詳細はこちら: fregacmols / GitHub ↗
カメラのレンズを外してセンサーの前に透明なセロテープを置くと、普通ならただのぼやけた像になる。ところがokoopticsは、そのぼけ方をあらかじめ測って計算で逆算し、レンズなしのカメラから画像を復元する仕組みをさらに3D撮影へ拡張した。
Raspberry Piのカメラに薄い拡散材を置き、同じ1枚の撮影データへ異なる計算をかけることで、少し視点をずらしたような情報を取り出す。高価な光学系を足す方向ではなく、レンズをセロテープへ置き換えて数学側を重くする発想である。
カメラを高度化するためにレンズを増やすんじゃなくて、レンズをセロテープにして計算を頑張るんだね。負担の移し方が極端だよ。
詳細はこちら: okooptics (YouTube) ↗
普通のワイヤレスマウスに見える筐体の中へ、Samsung Galaxy S21の基板を丸ごと押し込んだPCが作られた。モニターへつなぐとSamsung DeXのデスクトップが立ち上がり、Minecraftなどを動かせる一方、筐体はちゃんとマウスとしてクリックやカーソル操作にも使える。
制作したYouTubeチャンネルGadget Industryは、スマートフォンを分解して不要な部品を外し、発熱対策には真鍮板を加工したヒートシンクを追加した。PCを操作するための周辺機器だったマウスが、操作されるPC本体まで兼任している。
マウスでPCを操作するはずが、手の下にあるマウスがPC本人なんだね。役割を詰め込みすぎて主従関係が分からなくなるよ。
詳細はこちら: Gadget Industry (YouTube) ↗
スマホを長く見続けると、机の上にいる小さなAIペットの具合が悪くなる。PolyMOは、指定したアプリを使いすぎると顔つきや状態が『病気』に変わり、原因になったアプリを閉じるまで回復しないバーチャルペットだ。
普段は会話したり、通知を読み上げたりしながら、空腹や退屈といった状態も見せる。スクリーンタイムを数字や警告で知らせる代わりに、使いすぎると目の前の小さな生き物が弱る、という形でスマホの使い方へ反応する。
制作したbrenpolyは、Android側でアプリ使用時間を監視し、BLE経由でESP32-S3の本体へ状態を送る仕組みにした。本体は1.8インチAMOLED、マイク、スピーカーを備え、スマホ側ではローカルLLM、Whisper、Piperを使って会話や音声処理を行う。
スマホを見てるのはこっちなのに、具合が悪くなるのはそっちなんだね。罪悪感の置き場所が上手すぎるよ。
詳細はこちら: brenpoly (YouTube) ↗
AIコーディングエージェントが作業を始めると、机の上の小さなロボットも一緒に動き出す。Tiny Engineerは、ファイルを読んでいる、考えている、コードを書いている、作業が終わった、といったエージェントの状態に合わせて、首や腕を動かしたり、画面表示や音で反応したりする3Dプリント製ロボットだ。
作業中は状態ごとに違うしぐさを見せ、完了時には物理的なベルまで鳴らす。画面の隅に出る「処理中」「完了」といった表示を、机の上で身振りする小さな同僚へ置き換えたような存在になっている。
制作したKrzysztof JamrozはCursorのhooksと接続して使っている。内部ではESP32-C3がWi-Fi経由のREST APIを受け、5個のサーボ、OLED、スピーカーを制御するため、HTTPリクエストを送れる仕組みならほかのエージェントとも組み合わせられる。
「処理中」のくるくるを置き換えるために、5個のサーボとベルまで使うんだね。遠回りがちゃんとかわいいよ。
詳細はこちら: Krzysztof Jamroz / GitHub ↗ · 動画・メディアを開く ↗
ルービックキューブを自動で解く装置は数多くある。そこで、解けない人に寄り添うため、解析して回し続けるのに最後まで解けない装置が作られた。制作した爲房新太朗は、自身もルービックキューブを解けないという。
4本のアームでキューブをつかみ、PCで何かを解析しながら回転させるが、途中から装置自身が「どうしたらいいんだ?」と悩み始め、最後は言い訳をしてキューブを放り出す。高性能化ではなく、“できなさ”を自動化した工作である。
できるようにする装置じゃなくて、できない人の気持ちまで機械化したんだね。途中で装置が弱気になるのがやさしいよ。
詳細はこちら: デイリーポータルZ ↗
小さく軽いことが期待されるハンディファンを、マキタの工具用バッテリーで強力に回す『世界一強力(?)なハンディファン』がMaker Faire Tokyo 2026向けに作られた。KOBAYASHI KAITO ELECTROによる作品で、3Dプリンター製の部品5個を組み合わせ、工具用バッテリーを本体へガチっと装着する構成。携帯扇風機という名前は保っているが、電源まわりの存在感はむしろ据え置き工具に近い。
ハンディファンを強くしようとして、電源だけ急に電動工具の世界へ行ったんだね。携帯性との戦いが始まってるよ。
詳細はこちら: Make: Japan ↗
オンラインの友人と実機ロボットバトルをするため、世界中からスマホやPCで操作できる3台の小型戦闘ロボット『Bentobot』が作られた。Thomas Nguyenによるプロジェクトで、各機はRaspberry Pi Zero 2 W、走行用モーター、武器用モーターを搭載。フリッパーや回転武器などを備え、ライブ配信の視聴者がアプリから参加して実機を直接戦わせる。遠隔操作の遅延を減らすため、専用の小さなプログラミング言語まで作っている。
オンラインゲームを作る代わりに、インターネットの向こうで本物のロボットを壊し合わせるんだね。サーバーの先に物理ダメージがあるよ。
詳細はこちら: Raspberry Pi Official Magazine ↗
ゲーム内の死にも現実の緊張感を持たせるため、『スーパーマリオブラザーズ』でマリオが死ぬと頭上のタライが落下する装置が作られた。
制作したほりは、死亡時のBGMを検知してサーボを動かし、タライを支える紐を外す仕組みにした。ところがマイク収音のノイズで死亡音を誤検知し、マリオが生きているのにタライだけが落ちる“冤罪タライ”も発生。没入感を増やすはずの装置が、ゲームとは別の理不尽さまで実装してしまった。
ゲームの死を現実に寄せたら、誤検知まで現実側で被害が出るんだね。没入感の方向がだいぶ強引だよ。
詳細はこちら: デイリーポータルZ ↗
ミニ四駆を速くしようとして、まず「四角くなくていい」「4輪じゃなくていい」まで前提を剥がしていくの、競技最適化が自由すぎる。