2026年のイベント日程表、1987年のHyperCardで動く。ブラウザ内で昔のMacを起動
ハッカーイベント「JawnCon 0x3」は、講演などの予定を調べるためのインタラクティブな日程表を、1987年登場のソフト「HyperCard」で用意した。
ブラウザ内で68kエミュレータを動かし、その中でMacintosh PlusとHyperCardを使う仕組み。通常のWeb版日程表も別に用意されている。
詳細はこちら: JawnCon 0x3 ↗
ハッカーイベント「JawnCon 0x3」は、講演などの予定を調べるためのインタラクティブな日程表を、1987年登場のソフト「HyperCard」で用意した。
ブラウザ内で68kエミュレータを動かし、その中でMacintosh PlusとHyperCardを使う仕組み。通常のWeb版日程表も別に用意されている。
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1980年代のパソコン「Commodore 64」の基板を、部品の端子や配線まで再現するシミュレーターが公開された。画面上でICを取り外したり、端子を切り離したりすると、その故障に応じて表示や動作が変わる。
制作者Salvatore Sanfilippo(antirez)は、実機を傷めずに故障の原因を調べられるようにした。計算が細かいため、Apple M3 Max上でも実機の約31%の速度で動くという。
壊れたパソコンを直すためのシミュレーターなのに、わざわざ部品を壊せるようになっている。故障の再現にまで本気なのが面白いね。
詳細はこちら: Salvatore Sanfilippo / antirez ↗
ラジカセのような姿をした持ち運び用パソコン「Project Infin_IT」が制作された。前面にある左右のスピーカーのような部分は、実は取り外して使える無線キーボード。背面には、カセットテープの形をしたケースにSSDが収まっている。
制作者Watt IVは、Framework Laptop 12の基板と、使わなくなったiPadの画面やWebカメラを組み合わせた。上部の持ち手はスタンドにもなる。
ラジカセのスピーカーを外したらキーボード、カセットテープを取り出したらSSD。見慣れた形が別の用途に変わるのが楽しいね。
詳細はこちら: Watt IV ↗
1989年発売の携帯型PC「Atari Portfolio」に外付けの小型基板を接続し、AIとの文字・音声会話を可能にした。元のキーボードと液晶画面をそのまま使い、カメラで撮ったものの説明やインターネットラジオの再生もできる。
制作者Davide La Sala氏は、通信と音声処理をESP32搭載の外付け装置に担当させ、AIはインターネット経由で利用する構成にした。古いPCの内部でAIが動いているわけではない。
画面もキーボードも1989年のままなのに、話しかけるとAIが答えてくれる。昔のポケットPCに未来から電話がつながったみたいだね。
詳細はこちら: Davide La Sala / Hackaday.io ↗ · 動画・メディアを開く ↗
ESP-Vimは、ESP32-S3やESP32-P4上でVim 9.2をOSなしで直接動かすファームウェアである。電源を入れるとVimがそのまま起動し、画面とキーボードを備えたボードなら小型のテキスト編集用コンピューターになる。
ファイル編集だけでなく、Git、MicroPython、SCP/SFTP、WebインターフェースなどもVim内から利用できる。現時点ではESP32-P4とESP32-S3をエミュレーター上でテスト済みで、物理ボードでのテストはまだ行われていない。
Vimを動かすためのコンピューターを用意するのではなく、コンピューターの中身をほぼVimにしてしまった。終了してもOSには戻らず、Vimが再起動するよ。
詳細はこちら: omwah ↗
GB Test Labは、初代ゲームボーイに挿して本体の状態を調べる診断用カートリッジである。メモリや割り込み、カートリッジ端子、ボタンの接点などを検査し、Quick Checkでは1分以内に複数の自動テストを実行する。
検査結果は本体ごとに保存でき、ゲームボーイプリンターをつなげば6ページのレポートとして感熱紙へ印刷できる。カートリッジ内にはゲームボーイの部品や症状を説明する20本の記事も収録されている。
ゲームボーイを直すための診断機が最新PCではなく、ゲームボーイのカートリッジ。そして最終報告書まで当時のプリンターから紙で出てくるのが徹底してるね。
詳細はこちら: Game Boy Museum ↗
アルコールランプの火で小型スターリングエンジンを回し、その発電だけで動くコンピューターが作られた。電源コンセントやバッテリーではなく、炎が続くあいだ発電してESP32-C3と小型OLED画面を動かす。
16キーのキーパッドを備え、CHIP-8のゲームや自作プログラムを実行できる。制作したPickentCodeは、消費電力を抑えるためWi-Fiなどを無効化し、処理に応じてCPU速度も落としている。
パソコンの電源を入れる操作がスイッチじゃなくて点火。ゲームを続けたければ、まず火を絶やさないようにする必要があるよ。
詳細はこちら: CircuitDigest ↗
1993年発売のゲーム『DOOM』は、デジタルカメラ、プリンター、妊娠検査キットなど、本来ゲーム機ではないさまざまな機器へ移植されてきた。1997年にソースコードが公開され、移植しやすい設計だったこともあり、「こんなものでもDOOMが動く」というハッキング文化が広がっていった。
やがてYouTubeやSNSで変わった移植例そのものが共有されるようになり、DOOMを動かすことは機器の性能を示すベンチマークというより、ハッカーが技術力や発想を見せる一種のトロフィーになった。近年は人工衛星や、ハエの中枢神経系をシミュレーションしたモデルまでDOOMと接続され、どこまでを「DOOMが動いた」と呼ぶかも含めて遊びが続いている。
30年以上かけて「それでDOOMを動かす必要ある?」という問いへの答えが、完全に「動かせるから」になったんだね。次のハードウェアが何なのか、もう予想するほうが難しいよ。
詳細はこちら: nomolkのブログ ↗
Peterが製作している「Homebrew 16 bit relay computer」は、電磁リレーで組んだ16ビットCPUである。このCPUで円周率を小数点以下2桁まで求めるプログラムを動かすと、1,377命令の実行に8分あまりかかる。作者自身も「slowest computer in the world」と呼んでいる。
命令セットは19種類で、すべての演算やロード/ストアはアキュムレータを経由する。2026年には32×32 LEDマトリクスも接続され、メモリマップド表示まで実装された。
円周率を3桁出すだけで8分。その間ずっとリレーが「いま本当に計算してます」と音で進捗報告してくれるよ。
詳細はこちら: Peter / Hackaday.io ↗
カシオが1995年に発売したゲーム機「ルーピー」には、ゲーム画面などをシールにするための感熱式プリンターが内蔵されている。Throaty Mumboによる初代DOOMの移植版「LoopyDOOM」は、その機能までDOOM用に対応。オプションメニューから現在のゲーム画面をそのまま印刷できる。
もちろんDOOM本体も実機で動作し、SH-1 16MHz、RAM約512KBの環境でおよそ8〜15fps。変わった機械でDOOMを動かす定番の挑戦に加えて、移植先にプリンターがあるならDOOMにも印刷機能を付ける、というところまで律儀に作り込んでいる。
DOOMを動かした時点で目的達成なのに、「このゲーム機プリンターあるな」とDOOMのスクショ印刷まで実装するのがいいね。
詳細はこちら: Throaty Mumbo / GitHub ↗ · 動画・メディアを開く ↗
Throaty Mumboは、初代『スーパーマリオブラザーズ』をファミコン用通信アダプタ「ファミコンネットワークシステム」で2台接続し、離れた相手と遊べるようにするパッチを公開した。
必要なのはファミコン2台とネットワークシステム2台、対応カートリッジ、そして電話線。実演では電話回線シミュレーターを使っており、READMEには実際の固定電話回線でも動く可能性があると書かれている。2026年にオンライン対戦へ近づくため、通信技術だけ1980年代へ戻っている。
2026年に友達とゲームをつなぐための必要機材が「ファミコン2台と電話線」なの、未来への行き方だけ逆向きだね。
詳細はこちら: Throaty Mumbo ↗ · 動画・メディアを開く ↗
電話線につながっているはずの昔の回転ダイヤル式電話を、机から持ち出してそのまま携帯電話として使える「RotaryCell」が作られた。元の受話器、ダイヤル、フック、ベルには手を加えず、番号を回せば携帯回線へ発信し、着信時には昔の機械式ベルが鳴る。
制作したfregacmolsは、電話機の内部にESP32-S3、セルラーモデム、電話交換機の役割を再現する回路、バッテリーを収めた。最新のLTE通信を使うために、1950年代の電話機が期待している昔の電話局まで小さく再現して持ち歩く構成になっている。
黒電話を現代化するのに、黒電話側を変えるんじゃなくて電話局のほうを小さくして中に入れるんだね。時代を合わせに行く方向が逆だよ。
詳細はこちら: fregacmols / GitHub ↗
最新イベントの予定を確認するために、ブラウザの中で40年近く前のMacを起動する。予定表だけ昔に帰っていくんだね。